#07ビル新聞2018年7月2日掲載
全国建築物飲料水管理協会平成30年度定時社員総会
加藤厚労相に要望書を提出
～貯水槽水を衛生管理し災害時に活用を～
（公社）全国建築物飲料水管理協会は5月28日、東京都港区のホテルメルパルク東京で平成30年度定時社員総会を開催。総会では平成29年度事業報告・決算・監査報告と共に定款並びに役員報酬規程の変更について審議し、原案通り可決承認した。
挨拶に立った山東昭子会長（参議院議員）は、5月23日に協会幹部と共に加藤勝信厚生労働大臣と面会し、貯水槽水の衛生管理活用と災害時の協力を内容とする協会の要望書を提出して話し合いの場を持ったと報告。会談は短いものではあったが、貯水槽の必要性や小規模貯水槽管理の不十分な現状と管理の重要性を訴えたと述べた。その上で同会長は「もちろん1回の要望ですぐに局面が変わるわけではないが、これからも繰り返し要望していきたいと考えている。会員の皆様方にはご理解とご協力、ご意見をいただきながら一緒に団結して今後の活動に繋げていきたい」と語り、協力を呼び掛けた。
総会に先立ち理事会で決定された平成30年度事業計画では、建築物衛生法に基づく貯水槽清掃作業従事者研修会、協会認定資格である貯水槽水道衛生管理士講習会、建築物におけるレジオネラ症対策講習会など、各種教育講習や技術研修などを行っていくことが報告された。
このうち30年度貯水槽水道衛生管理士講習会(新規)の開催日程は、①7月17・18日、全水道会館(東京都文京区)②7月18・19日、エスポールみやぎ(仙台市宮城野区)③10月17・18日、福岡県自治会館(福岡市博多区)④11月7・8日、水道会館(名古屋市中区)⑤12月10・11日、エルおおさか(大阪市中央区)の5回を予定。同再講習会も、①7月19日・全水道会館(東京)②7月20日・エスポールみやぎ(宮城)③10月16日・福岡県自治会館(福岡)④11月6日・水道会館(愛知)⑤12月12日・エルおおさか(大阪)の5回が予定されている。
また、虎ノ門1・2丁目地区市街地再開発に伴い、協会事務局が平成30年9月を目途に移転する予定であることも報告された。
議案審議終了後には表彰式が行われ、金井寧氏（㈱セオス代表取締役）ら3人に会長表彰、櫻井健吾氏（㈱さくら工業代表取締役）ら2人に会長感謝状が贈られたほか、厚生労働大臣表彰、（公財）日本建築衛生管理教育センター会長表彰の受賞者にも記念品が贈呈された。
