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インタビュー記事

#01

清掃効果の実演で、お客様の課題解決のきっかけをつくる

スリーエムジャパン株式会社
コマーシャルケア事業部 マーケティング部 マネジャー 相川 光広様

技術を応用して、常に画期的な製品を送り出してきたスリーエム。コア技術の1つである不織布は日常生活から工業製品まで幅広く使われており、ビルメンテナンス関連もその1つだ。清掃を短時間で効果的に実施できるフロアパッドを中心に、現場の人手不足課題の一助となる提案を積極的に進めている。展示会をどのように活用しているのか、マーケティング部の相川様に伺った。

全国規模でお客様と接点が持てることが魅力

―ご担当領域について教えてください

弊社は多角的な領域に展開していますが、私は法人向けの清掃・衛生管理、安全管理に関する「コマーシャルケア製品」を扱っています。担当領域には大きく3つの領域があって、1つはビルメンテナンスのプロ用清掃材、2つ目が大手フランチャイズなどの飲食店向け、3つ目が工業用の安全衛生に使われる製品です。今回の展示会には1つ目のビルメンテナンス用領域の、清掃に使うフロアパッド、スポンジ、モップなどを展示します。こうした製品群をより多くの方に知って頂くためのマーケティング活動を私は進めており、販売は営業部と代理店経由でフォローしています。

―「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」展ではどのような展示を予定していますか?

ビルの清掃に使われるフロアパッドを中心に展示する予定です。フロアパッドは床清掃、床磨きに使う素材で、主にポリッシャーに取り付けて使います。弊社はこの素材である不織布の技術を磨いてきましたので、性能面、効果性もしっかり案内したいと思います。

―昨年もこの展示会を活用頂きましたが、どのような理由でしょうか?

展示会は新しいお客様と直接接点を持てるよい機会ですので、よく活用しています。中でもこの「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」展は、ビルメンテナンス関連の方が最も多く集まるので毎年活用しています。他の展示会は地方別開催が多く、全国からお客様が来るのはこの展示会くらいではないでしょうか。日常的な清掃から商業施設の大型一斉清掃まで、様々な業態の方に出会えますね。

実演で性能を確認してもらい、展示会後にも個別フォロー

―昨年の展示会でよかったことはありますか?

フロアパッドは昨年も展示したのですが、発売から数年経つ、弊社が積極的に現在もお勧めしている製品をまだご存知ではない方と出会うことができました。初めて知ったお客様から「試してみたいんだけど」とか、「ちょっと現場に紹介しに来てくれない?」と声をかけて頂いたのはよかったですね。「現場で実際に使っているところを見せてもらえますか」という相談もあったりするので、営業とも分担しながら、展示会後にもフォローしています。新製品ではなくても定番化したい商品を訴求すれば、しっかり反応は得られると気づかされました。

―展示会場で実演もされていますか?

はい、やっています。去年はポリッシャーを持ち込み、床に汚れたタイルを敷いてそこで実演しました。従来品と比較してどの程度効率的に汚れを落とせるかが確認できるので、皆様に納得頂いています。実演をちょっとやるだけで、人が多く集まってきてくれるのも印象的でした。

お客様の声を収集して次の開発に生かす

―お客様からの要望を聞くこともありますか?

元々、プロモーションに加えてお客様の声の収集ができることも、展示会出展の目的にしています。昨年も、ブースに訪れたお客様が様々な課題を話してくださいました。弊社側としては、直接エンドユーザーの声を一気に集められるので、非常に効率がよい場だと思っています。また、技術部の担当者も積極的にブースに立って、お客様と直接話しています。「もうちょっとここが改良されるとよい」「今の製品はここが使いづらい」といった声が次の開発のアイデアにもなりますので、これは継続していきたいと思っています。

―どのような課題を持つお客様が多いのでしょうか?

社会的な問題にもなっていますが、人手不足は清掃・メンテナンス現場でも直面する大きな課題です。そこで弊社としては作業負担が少なく、作業効率を高めるという観点で製品を紹介しています。たとえば今回展示するフロアパッドの場合、床にこびりついた汚れを短時間で落とせるように性能を高めており、少しでも現場の負担減に貢献できたらと考えています。 今年も展示会で来場者から生の課題を伺いながら、弊社製品の特長をご紹介していく予定です。多くの新しいお客様に出会えることを期待しています。

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