「建築物の快適な環境の確保」という社会的要請に応えるために
人間が生活をしていくうえで、建築物は必要不可欠な存在です。その建築物は「安全」で「衛生的」であることによって、人々は「安心」して「快適」な生活を送ることができます。その環境を提供し続けているのが、私たちビルメンテナンス業界です。
建築物を取り巻く環境は、日々劇的に変化しています。高層化・大型化や多機能化が進み利便性が高まる一方で、脱炭素や省エネルギーといった地球環境の保全、新型コロナウイルス感染症の流行に端を発した感染症対策、SDGsへの対応など、新たな課題が生まれています。
私たちビルメンテナンスは、清掃管理、衛生管理、設備管理、エネルギー管理、保安警備など多岐にわたる業務でこれらの課題を解決し、人々の「安心」と「快適」を守っています。
特にコロナ渦において、新型コロナウイルス感染症対策本部が決定した「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和3年11月19日)」で、ビルメンテナンスは「社会の安定の維持の観点から、企業の活動を維持するために不可欠なサービス」と位置付けられました。
いわゆる「エッセンシャルワーカー」として認められたビルメンテナンス。約120万人のビルメンテナンス従事者は、社会からの期待と責任を一身に受け、全国の建築物で汗を流しています。
私たち公益社団法人全国ビルメンテナンス協会は、社会的責任を果たすため「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(建築物衛生法)」をはじめとする法律を遵守し、人々に「安心」と「快適」を提供し続けるため、今後も事業の推進に注力して参ります。
2023年7月吉日
公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会
会長 佐々木 浩二