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多様な人材を受け入れ発展をめざす。地元に寄り添い、地元に貢献する企業。

2024/02/20 15:00


潮 真治さん

お客さまの「ありがとう」が原動力。現場を支えるエース。

――三光ビル管理に就職して何年目ですか?

 11年目です。

――11年働いて、どのような感想をお持ちですか?

 最初は不安ばかりでした。自分に掃除ができるかという気持ちでした。でも、職場の方や上司の方に支えていただいて今の自分があります。

――どのように支えていただいているのですか?

 仕事で困った時や自分で解決できない時は、相談してアドバイスをいただいています。

――仕事は楽しいですか?

 ハイ。楽しいです(笑)。勤務場所がお客さまのいる施設なので、「いつもありがとう」と声をかけていただくのが、すごくうれしいですし、励みになります。

――どうようなことに気をつけながら仕事をしていますか?

 お客さまがいる施設だからこそ、仕事中の不注意で怪我をさせたり、自分自身も不注意で怪我をしないように気をつけています。後は、常に笑顔で仕事をするように心がけています。挨拶もきちんとするようにしています。


お客さまからの感謝の言葉が励み。「仕事は楽しい」と語る潮さん。

――入社した頃のお話を聞かせてください。今の会社に入社する前はどのような仕事をしていましたか?

 まったく別の仕事をしていました。その時は職場の雰囲気に慣れず、なかなかコミュニケーションが取れずに苦労しました。それがもとで退職しました。なかなか次の仕事が見つからずにいたところ、車いすバスケットボールに興味を持ち、そのコーチをしていた尾﨑本部長に出会ったのが、きっかけです。

――そのようなきっかけで入社されたのですね。入社されて11年。最近、大きな買い物をされたと聞きましたが、何を買われたのですか?

 家を買いました。

――マイホームですか?! 思い切った買い物ですね。

 はい。家を買うことが夢でした。毎月のお給料からコツコツと貯めてそれを頭金にしました。

――すごいですね。

 家を買うまでは、家族バラバラで生活しており、私も一人暮らしをしていました。家を買って家族が一緒に住むことができるようになりました。

――マイホームを買うと言った時のご家族の感想はどうでしたか。

 驚いていました。でも、それだけキチンと働いていることを喜んでくれました。

――コツコツと勤めた成果ですね。上司の方から見た潮さんの仕事ぶりはどうですか?

尾﨑 本当に現場のエースです(笑)。一人で充分に作業を任せることができます。本人も自覚を持って仕事をしているのが、教育担当としてうれしいです。

――今後の仕事に向けての意気込みを聞かせてください。

 この会社で働けることが本当にうれしいです。お客さまやみんなの役に立っていること、「ありがとう」と声をかけてくれるとやる気が湧いてきます。これからもずっとがんばって仕事をしていきます。


尾﨑 裕一郎さん

当社に健常者、障がい者の区別はありません。みんな貴重な戦力であり、人材です。

――さて、先ほどの潮さんのインタビューで、尾﨑さんは人材育成の第一線で活躍されている管理職と伺いましたが、どのようなご経験を積まれてきたのでしょうか?

尾﨑 まず当社の現状についてご説明します。令和6年4月から、従業員40人以上雇用する事業所の障がい者法定雇用率は2.3%から2.5%に引き上げられます。障がい者の雇用は、すべての企業の社会的な責務だと考えます。当社の障がい者雇用率は9.66%であり、17年前より積極的に受け入れを始め、現在、身体・知的・精神と17名の障がいのある仲間たちが、がんばって毎日、汗をかきながら働いています。

――これだけ積極的に受け入れようとしたきっかけは何だったのですか?

尾﨑 特別なことはありません。私が職業訓練校で講師をしていることがあります。訓練生で障がいのある方がいました。その方を当社で雇用し、仕事が健常者と同様にできたことが大きな発見でした。

――何か心がけていることはありますか?

尾﨑 これも特別なことはありません。障がいのある方も健常者も当社の貴重な戦力であることに変わりありません。確かに障がい者に向き不向きはあります。でも、私は健常者にも向き不向きはあると考えています。要はその人の適正に応じた仕事をしていただくことが大事なのです。誰しもできないことは難しいです。でも、できることやできそうなことを指示して業務として任せればできるのです。

――その想いが戦力という言葉につながるのですか?

尾﨑 そのとおりです。当社にとって何も変わりはありません。幸いなことに雇用した障がい者のうち結婚を機に退職した方を除き、他の全員が継続して働いています。

――それだけ魅力ある会社なのですね。

尾﨑 当社に魅力があるのか? それはわかりません。しかしながら申し上げられるのは、障がいの有無に関わらずビルメンテナンスは業務の特性に応じて仕事があるということだと思います。

――ご苦労はありませんか?

尾﨑 特段に苦労と思ったことはありません。ただし生活面への気配りは心がけています。明日は釣りが好きな社員と釣りにしていくことにしています。

――今後についてお聞かせください。

尾﨑 これからも障がい者の雇用は積極的に考えていこうと思います。それは社会の要請、責務というより当社では戦力になるからです。仕事をして報酬を得るという至極当然なことを提供できるのであれば、それはありがたいことでもあります。


廃棄物の収集業務、洗濯業務を担当する方々