CASE78 声掛けひとつで 事故? 事故防止!?
―共同作業時の合図、声掛け、タイミングを計りましょう―
2024/05/24 10:00
【事故エピソード】
同僚3人とショッピングセンターの階段清掃をしていたA子さん(68歳)。3階から1階まで自在ボウキで履き降りてきて、あと数段で履き終えるところだった。買い物客の昇降も多く、気を遣いながらの階段清掃はいつものこととはいえ、結構つらい。
下から床の汚れの剥離作業をしていたBさん(男性 65歳)から「ここが終わったら一度休憩しよう」と声をかけられたので、振り向いて返事をしようとした時、下りてきたお客さんと接触、バランスを崩して転落してしまった。A子さん、ヒジと足首を骨折する重傷を負ってしまった。
事故はこの“多少の変更”によって引き起こされます。今回の事例も、いつもより施設の利用者が多く、床の清掃、回収ゴミの量は多くなっていたでしょう。そこで作業開始を少し早めたわけですね。
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