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ビルメンテナンス情報年鑑2025(第55回実態調査結果)

2025/03/03 15:00

全国協会が2024年9~11月に実施した「第55回実態調査」の結果をまとめた『ビルメンテナンス情報年鑑2025』(PDF版)を公開しました。画像をクリックしてご利用ください。


(画像クリックでPDF表示)

第55回実態調査結果の概要

■調査概要
・調査期間: 2024年9月12日~11月22日
・調査方法: 調査票への記入と返送による郵送調査、およびインターネット調査
・調査対象: 全国協会所属会員 2,835
・回収状況: 回収数 1,064、回収率 37.5%

■経営面
ビルメンテナンス業務の平均売上高は、2022年度で約15.6億円、2023年度で約16.2億円となり、2022年度から2023年度にかけての成長率は前回調査から+4.0%となった。
2024年度の売上高見通し(対前年度比)は、全体平均で+4.2%となった。
営業利益率の全体平均(ビルメンテナンス業務以外も含む全社の営業利益率)は、2022年度は+4.7%、2023年度は+4.9%となった。


(成長率の推移)

■契約改定率
2024年度のビルメンテナンス業務の契約改定率(継続物件契約額の対前年度比増加率)は、官公庁は2.7%、民間は2.6%となった。


(契約改定率の推移)

■賃金
30~50歳程度の常勤従業員を中途採用で募集する時の平均賃金について、一般清掃は約21.5万円、設備管理や約26.0万円、警備は約21.1万円であった。
パートタイマーの平均時給は、一般清掃が1,057円、警備が1,103円であった。


(常勤従業員の中途採用募集時の平均月給の推移)


(パートタイマーの平均時給の推移)

■事業環境
ビルメンテナンス業の悩みごとは、今回も「現場従業員が集まりにくい」が89.5%で最多となった。
悩みごとの上位回答の顔ぶれに変化はなく、「現場従業員の若返りが図りにくい」71.4%、「賃金上昇が経営を圧迫している」66.1%が続いている。


(業務における悩みごとの推移)

■参考リンク
歴年の実態調査の概要