(社)全国ビルメンテナンス協会の2年に一度の秋の一大イベント、「ビルメンヒューマンフェア’09in京都」が去る10月18~20日の3日間にわたり国立京都国際会館(京都市左京区)で開催されました。天候にも恵まれ3日間の入場者は延べ人数3万2,000名を数え、お陰さまで多くの成果を収め盛況裡に終了しました。
ご参加の皆さまはじめ出展企業、ご後援・ご協賛いただきました関係官庁、団体、各催事の講師の方々、そしてご協力いただきましたすべての皆さま方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
全国協会と(財)建築物管理訓練センターの主催による同フェアは、’91年の第1回に始まり隔年で開催され、今回で10回目。関東を離れての開催は、2005年の福岡フェア以来、4年ぶりとなります。今回は地元(社)京都ビルメンテナンス協会(小坂光一郎会長)の主管で行われました。なお、会場の京都国際会館は1982年に全国協会の主宰で開催された第3回世界ビルメンテナンス大会のメイン会場であり、懐かしさを覚える方もいたのではないでしょうか。
今回は、開催に当たり新型インフルエンザの影響が懸念されましたが、会場では、医師の手配や手指消毒液の設置、マスクの配付、さらに空港などで利用されている人の異常発熱をモニタリングする赤外線サーモグラフィの設置など、万全の体制で臨みました。
今回はメインテーマにテーマは「次世代に伝えよう“おもいやり”と“しまつの心”~心地よさ、街も未来も美しく。~」を掲げ、前回に続き一般向けイベントとして「親子!ビルメンフェスタ」、障がい者就労支援や環境をテーマにしたシンポジウムなど盛りだくさんのイベントが行われました。
斯業が社会や地球環境に対していかなる貢献ができるか、といった視点に立ち、一般の方々にも広く業界をPRする「親子!ビルメンフェスタ」は2回目ですが、今回は近隣の子ども達や父母の皆さんがより参加しやすいように、初日の18日日曜日の午後に開催され、「第3回ビルメンこども絵画コンクール表彰式・入賞作品展示」や子ども達に人気のテレビ番組「侍戦隊シンケンジャー」ショー、さらに「キッザニア東京・甲子園」に全国協会が出展している「スイーピング・パレード」、ビルメンテナンスのイメージソング「Beautiful World」の作者である神戸在中のシンガーソングライター、石田裕之さんによるミニ・ライブなどが、一般の参加者を楽しませました。
二日目以降は、業界内プロフェッショナル向けの恒例行事として「ビルメンテナンス総合資機材展示会」「第2回ベスト・インスペクター賞受賞発表会」「第11回全国ビルクリーニング技能競技会」「第8回ビル設備管理技能演技会」、そして11のテーマ別分科会などが行われました。また、会場内には京都物産展、そして琴の演奏、茶会席、さらに懇親会では舞妓さんの出迎え、そして祇園囃子の演奏など京都ならではの企画も華を添えました。
なお、次回フェアは、2年後の2011年秋に開催されます(会場は未定)。
(フェアの詳細は、協会発行の月刊誌「ビルメンテナンス」12月号に掲載する予定です)。