低炭素社会の実現に向けて
環境シンポジウム(市民公開シンポジウム)
-みんなで考えようCO2排出削減のためのビルの利用と管理の仕方-
地球温暖化、エネルギー、水、食料などの諸問題を含む、いわゆる環境問題への対策が今世紀の最重要課題となっています。
ビルメンテナンスは建物の衛生的安全性、利便・快適性、省エネ、環境負荷軽減のいずれにも深く関わっていますので、ビルメンテナンスに携わる者は、地球環境問題に対して、建物の維持管理の面から、有用な対策を積極的に推進する志向を持つことが大切です。
今回10回となりますビルメンヒューマンフェア'09が、奇しくも、地球温暖化防止京都会議(COP3)会場と同じ国立京都国際会館で開催されるのを機に、全国ビルメンテナンス協会は、「グリーンビルメンテナンス」を標榜し、グリーン建築(サステイナブル建築)に相応したビルメンテナンスのあり方について公開シンポジウムを開催し、市民と一緒に地球環境問題対策の観点から考えたい。
京都からはじまる グリーンビルメンテナンス
主旨説明 | 坂上 恭助氏(明治大学理工学部建築学科教授) |
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講演[1] 低炭素社会に向けた循環型社会への対応 | 白石 知隆(環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室室長補佐) |
講演[2] グリーン建築とCASBEEの取り組み | 伊香賀 俊治氏(慶應義塾大学理工学部システムデザイン科教授) |
講演[3] 建築とビルメンテナンスの省エネ | 石原 修氏(熊本大学大学院自然科学研究科教授) |
講演[4] グリーンクリーニングへの取り組み | 小島 博氏(NPOグリーン建物維持管理研究会事務局長) |
公開討論 | コーディネータ・坂上 恭助氏 |
一昨年開催した障がい者就労支援シンポジウム(千葉市幕張)は、特別支援学校や行政・福祉関係者も含め業界内外で大きな反響を呼びました。シンポジウムをきっかけに、幾つかの都道府県ビルメンテナンス協会にて支援活動が始められただけでなく、障害者技能競技大会(アビリピック大会)でのビルクリーニングの正式種目採用等、障がい者支援の取り組みが活発化し、確かな歩みを始めています。
改正障害者雇用促進法が4月1日から段階的に施行され、中小企業での雇用促進がこれまで以上に求められる状況の中、2回目となる本シンポジウムでは、近畿圏における先進的な支援事例を中心に紹介しながら、障がい者の就労支援に関するネットワークの充実とこれまでの2年間の成果を振り返えります。
~第一部◆清掃実演会◆~ 9時30分~11時 | |
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(社)東京ビルメンテナンス協会 | 清掃技能検定の成果 |
(社)神奈川県ビルメンテナンス協会 | 障害者技能競技大会(アビリンピック)での実績 |
(社)京都ビルメンテナンス協会 | 京都府立桃山養護学校、京都市立鳴滝総合支援学校の生徒による実演 |
デモンストレーション | (株)池田美装 上田哲也 氏 |
~第二部◆パネルディスカッション◆~ 12時から14時 | |
障がい者就労支援施策の最新動向 | 松為 信雄氏(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部社会福祉学科教授・日本職業リハビリテーション学会会長) |
近畿地区における特別支援学校の取り組み | 北村 裕二氏(京都市立鳴滝総合支援学校校長) 辻 行雄氏(大阪府立吹田支援学校校長) |
ビルメンテナンス企業における障がい者雇用の 継続的取り組み |
中川 正志氏(株式会社ティー・エス・ケー) |
エル・チャレンジの挑戦と総合評価 一般競争入札の開始 |
冨田 一幸氏(<エル・チャレンジ>大阪知的障害者雇用促進建物サービス事業協同組合理事長) |
パネラーとの座談会 | 進行:冨田 一幸氏 |