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CASE48
天井裏には危険がいっぱい! 作業前に必ずKY、リスクアセスメントを

2021/11/29 10:31

2021/12/8 12:00 更新

    屋根裏での作業中に、歩み板から外れた場所に足をかけたために墜落した。

    仲間と一緒に体育館の照明交換作業を行なっていたAさん(41歳)。屋根裏での作業を進める中で、照明器具の設置状況を確かめようと、安全対策として設置された歩み板から断熱材の上に体重をかけた瞬間、Aさんは15メートル下の床に転落し、死亡した。ヘルメット、命綱は装着していなかった。


高所作業中の墜落事故が多発中

紹介した事例は、今年9月に神奈川県で発生した転落事故を参考にしています。実際の事故は、市の公共施設の照明のLED化工事で発生しました。工事は作業員6人で3日間の予定でしたが、開始間もなく、初日の午前10時半過ぎに起きました。事故の詳細は明らかではありませんが、設置された作業帯(幅85㎝、高さ80㎝の柵)を乗り越えて転落しました。事前の危険予知やリスクアセスメント、安全対策に問題はなかったのでしょうか?

同じく今年7月には、東京日本橋の地下鉄駅近くのビルで、設備の点検中に天井パネルごと10m下のビルエントランスに落下するという事故も起きています。地下鉄の入り口付近での事故でしたが、幸い、作業者も、また歩行者にも死亡者は出ませんでした。

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