CASE71 植え込みの切り株につまづき転倒! ―ショートカット・近道行動の事故が減らない―
2023/10/25 15:00
学校施設の清掃を担当するA子さん(68歳、女性)、その日の午後からは駐車場付近の清掃担当だった。昼休憩を終えて、いつものように植え込みのすき間を抜けて駐車場へ向かったところ、小さな切り株につまづき転倒、足首の捻挫と膝の打撲、さらに尖った枝が顔に刺さってしまい、全治2週間の大ケガを負ってしまった。なんであんな道を通ったのか? 後悔ばかりの日々です。
ヒューマンエラーの中でも、ショートカット、近道行動による事故が後を絶ちません。そこは通路ではないと、分かっているのに、つい通り抜けようとして転倒!こうした事故はなぜ起きてしまうのでしょう。
[1] 事故につながりやすいヒューマンエラー=人間特性
ヒューマンエラーは、元々人間が持っている色々な行動特性によって引き起こされることがあります。その要因の代表的なものが以下の4つです。これ以外にも、知識・経験不足や体力の低下などもヒューマンエラーの要因となりますが、教育・訓練や老化現象といった課題であり、人間特性とは分けて考えます。
ヒューマンエラーは、元々人間が持っている色々な行動特性によって引き起こされることがあります。その要因の代表的なものが以下の4つです。これ以外にも、知識・経験不足や体力の低下などもヒューマンエラーの要因となりますが、教育・訓練や老化現象といった課題であり、人間特性とは分けて考えます。
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