2023/06/09 10:00 更新

働く60歳以上の方を応援！賃金の最大15%を支給する「高年齢雇用継続給付」とは？

高齢社会が進行するにつれ、高齢者の労働力の活用が重要視されています。いつまでも働き続けられる制度の導入や高年齢者の働きやすい職場づくりが望まれています。高齢労働者が定年を迎えても活躍できるように、政府は手厚くいろいろな制度を設けて支援しています。
その中でも今回は、60歳以上の高齢労働者に対して支給される厚生労働省の「高年齢雇用継続給付」についてご紹介します。

「高年齢雇用継続給付」とは、「高年齢雇用継続基本給付金」と「高年齢再就職給付金」に分かれます。
「高年齢雇用継続基本給付金」は、失業した際に支給される「基本手当」や「再就職手当」を受給していない高年齢者(60歳以上65歳未満の一般被保険者)に対して支給されます。受給するには、雇用保険の被保険者であった期間が5年以上である必要があります。60歳以降にもらった賃金が、60歳時点の賃金と比較して75％未満の場合に支給されます。尚、「60歳時点の賃金」は60歳到達前の直近6カ月間の平均賃金額で算出されます。