補助金・助成金情報#79
助成金・補助金を営業活動に活用しよう!
2023/08/10 10:00 更新
助成金・補助金を営業活動に活用しよう!
企業が助成金・補助金を活用するケースは2つあります。
第一に、自社が助成金・補助金を申請するケースです。自社の経営課題解決や職場環境改善のために、助成金・補助金を申請・受給して、設備投資等にかかる費用を充てるものであり、ほとんどの企業がこのシーンで活用しています。
第二に、自社商材が対象になる助成金・補助金を顧客に提案するケースです。助成金や補助金には最新設備やソフトウェア等を購入することが受給要件となっているものが多数あります。つまり「助成金・補助金の対象となっている商材を自社が販売する」というスキームで助成金・補助金を活用するのです。「この商材の購入費用の一部が補助金として返ってくる」という提案ができれば、商材の拡販がしやすくなります。そこで今回は助成金・補助金を営業活動に活用する方法を解説します。
たとえば、中小企業庁の「ものづくり補助金」を営業活動で活用するとしましょう。「ものづくり補助金」の主な補助対象経費は大型の機械設備であり、産業ロボット、射出機、金属プレス機等の大型設備を扱っている企業が活用できます。最大1,250万円、補助率1/2のため、2,000万円の機械設備を実質半額の1,000万円で提案することができます。
また、中小企業庁の「IT導入補助金」であれば、ソフトウェア等のITツールを扱う企業が活用できます(ITツールは事務局の認定を受ける必要があります)。また、中小企業庁の「小規模事業者持続化補助金」であれば、店舗の内装工事やチラシ・HP作成等、販路開拓に資する経費が幅広く対象となるため、多くの事業者が活用できます。
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