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補助金・助成金情報#16
『よくある質問① 会社都合で離職させると助成金が申請できない?』

2021/01/15 10:00

よくある質問① 会社都合で離職させると助成金が申請できない?

 キャリアアップ助成金等、厚生労働省の雇用関係の助成金の申請手続き書類は労働局やハローワークに提出します。しかし、担当者から「会社都合の離職者がいるので、書類は受理できません。」と言われる場合があります。雇用関係の助成金は労働者の雇用安定が本来の目的である為、会社都合による離職は助成金の目的に反していると見做されるためです。つまり、「会社都合の離職」があった会社は、一定期間雇用関係の助成金が受給できなくなるということになります。

 今回はこの「会社都合の離職」について解説します。

 従業員が会社を辞める場合は大きく分けて以下5つのパターンがあります。
  ①「合意解約」
  ②「辞職」
  ③「定年」
  ④「期間の満了」
  ⑤「解雇」です。
 この中の⑤「解雇」に「会社都合の離職」が含まれます。

 「解雇」とは使用者が労働者の労働契約を解除することを意味し、おおよそA)「会社都合の解雇(人員整理など)」、B)「退職勧奨」、C)「懲戒解雇」に分かれます。B)「懲戒解雇」は「会社都合の離職」には基本的に該当しません。また、C)「退職勧奨」は内容や実態によって「会社都合の離職」に該当する場合があります。

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