排水パイプを守ろう!

排水の汚れや詰まりは、においや破損の元となります。なかなかお手入れが行き届かない場所だけに、汚れやすいものや詰まりやすいものを流さないことが鉄則です。

その排水、ちょっと待って!!

  • バターやラードなどの動物性油脂やゼラチン質のものはパイプの中で冷えて固まり、詰まりの原因となります。
  • 新聞紙・オムツ・タバコなどを流すと、排水の流れが悪くなったり、詰まってあふれたり、悪臭の元となります。
  • 高温の排水をそのまま流すと、排水パイプを膨張・伸縮させたり、接合部に悪影響を与えて、水漏れの原因になります。
バターやラードなどの動物性油脂やゼラチン質のものはパイプの中で冷えて固まり詰まりの原因となります。

排水の汚れを減らすひと工夫。

  • キッチンの三角コーナーなどには、専用紙パックやストッキングなどを使った水切り袋をつけましょう。
  • お米のとぎ汁は、植木の水まきなどに使いましょう。
  • 食器や鍋、フライパンなどのひどい汚れや油は、ヘラや紙で拭き取ってから洗いましょう。(これだけで汚れを90%カットできます!)
  • 石ケンや洗剤は、ラベルに記載してある標準使用量を参考にして、計ったり薄めて使いましょう。
  • 髪の毛、糸くず、ヘアピンなどは流さないように気をつけましょう。
  • 揚げ物に使った油は、炒めものなどにできるだけ利用し、それでも余ってしまう分はきちんとした捨て方を。

★POINT

    揚げ物に使った油の捨て方
  • 牛乳パックに紙をいれ、油を染みこませ、火災予防のために上から水を入れて捨てましょう。
  • 市販の油凝固剤で固めて、ゴミとして捨てましょう。
  • 油乳化剤を使って油を排水パイプに流すのはやめましょう。
  • ※下水処理場に負荷がかかり、川を汚してしまいます。
揚げ物に使った油の捨て方

排水パイプの点検、お手入れ

排水口と排水パイプの間には、下水管からの悪臭がお部屋に入ってくるのを防ぐための「排水トラップ」というものがあります。排水トラップには「封水」と呼ばれる水が溜まっていて、この封水が害虫や悪臭がおうちに入るのを防いでくれています。トラップの封水がなくなったり、ゴミが溜まると排水トラップが機能しなくなりますので、定期的な点検、お手入れを心がけましょう。

★POINT

  • 封水がきちんとあるかを1ヶ月に1度確認しましょう。
    排水口をのぞきこみ、懐中電灯などで照らし、水面が光るかを確認します。「わんトラップ」の場合は目皿、カゴ、わんをはずして、破損している部分がないかを確認します。壊れている場合は修理や交換をしましょう。
  • 1ヶ月に1度はトラップのおそうじをしましょう。
    まず、トラップの下にバケツを置き、トラップ部分を取り外します。(多くがネジ式になっています。)次に、内部を柄の曲がりやすいブラシでこすり、中の付着物を落とします。
    ※洗剤を使用する場合は、取扱説明書をよく読んで使用してください。
封水がきちんとあるかを1ヶ月に1度確認しましょう。 1ヶ月に1度はトラップのおそうじをしましょう。
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